2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

音猫ななしと周防パトラの今後

(2216字) 前回の続きです。 ここで、漸く音猫ななしの様子見の話に戻ります。 vtuberにおいて、運営の立ち位置は非常にデリケートな問題です(これはまた別途記事を設けますが)。どの程度露出するか、どういった印象をもたせるか。 Honey Dazeのクレジットで…

ハニストと音楽 ー想定内と想定外ー

(1965字) 前回の続きです。 音猫ななしと、ハニストの音楽面での方向性…というところまでいきましたね。 ひとまず、音猫ななしが作詞作曲したというHoney Dazeから話を再開しましょう。 この曲は、聞いていただければお分かりの通り、いわゆるアイドルソング…

コメントを受けて、周防パトラの音楽雑感

(1615字) Yunomi関連の記事に、コメントを頂きました。今回は、それにまつわる文章になります。 まず、周防パトラの楽曲がゴーストライターによるものかどうか、という疑念について。 確たる証拠はありませんが、ひとまずは違う、と言えます。もちろん、可能…

家族売りの危うさ

(983字) 一つ、言い忘れたことがありました。 「男性vtuberが売れる方法」の記事で、家族売りについて「最も汎用性の高い方法」だが、同時に「最も危ない方法」でもあると述べた、後ろ半分についてです。 結論から言えば、危険性は皆無です。だからこそ、最…

にじさんじと島田紳助

(1283字) さて。 「男性vtuberが売れる方法」の記事で述べたように、どんなvtuberを売り込むにも使える、魔法のような手段が存在します。そのまま引用すれば「すでに人気のあるvtuberとの絡み、関係性のなかに位置付けられること」。そして、それは特ににじ…

アイドルという職業はない

(1104字) 本来、アイドルという職業はありません。 群衆に有無を言わせず納得させるほどの美貌、技術、あるいは精神ーー有り体に言えば才能ですがーー、そういったものを備えた人が一芸を極めた結果、人々はその人物に傾倒し、崇拝するようになる。アイドル…

男性vtuberが売れる方法

(1118字) ネット上のコミュニティは、明確に女性優位です。 それは、とどのつまり需要と供給の問題で、男性的欲求に基づいたものであるから、真の女性優位ではない…というような、フェミニズム的議論もそれはそれで有用なのですが、今は脇に置かせてください…

アイドル売りの恐ろしさ

(1104字) めめめの記事でも書きましたが。 かわいい、というのは終着駅です。そこで終わり。それ以上広がらない。 だから、アイドルとして売る時とは、収穫期とほぼ同義です。それ以上顧客を大幅に増やすのは不可能と判断し、確保した顧客からどれだけ回収で…

信用ロンダリングについて

(1675字) ネット上の人格は、いとも容易く抹殺されます。 もちろん、社会的にという意味で。 身に覚えのあること・ないこと(大抵は、その両方)が噂として拡散されたが最後、ネットの海で一生つきまとうことになります。 一方で、生まれ変わることもまた容易…

歴戦の萌え声生主は、なぜ業が深いのか?

(1102字) 『オナニーマスター黒沢』という漫画をご存知でしょうか? キャッチーなタイトルに恥じない物語運びで、最後まで目を離さずにはいられない、といった魅力をもつ漫画です。 粗筋はほかに譲りましょう。今は、オタク描写のみに焦点を絞ります。 主人…

なぜ、米津玄師は売れたのか?

(1323字) ええ。はい。そうです。その通りです。 米津玄師はvtuberじゃない。 おっしゃる通りです。 少しだけ時間をください。すぐ、本題に入りますから。 米津玄師が売れた理由、それはきっと星の数ほどあって、複雑に絡み合い、専門家が尽力しても全てを解…