コメントを受けて、周防パトラの音楽雑感

(1615字)

Yunomi関連の記事に、コメントを頂きました。今回は、それにまつわる文章になります。

 

まず、周防パトラの楽曲がゴーストライターによるものかどうか、という疑念について。

確たる証拠はありませんが、ひとまずは違う、と言えます。もちろん、可能性でいうなら、目の前で作ってもらわない限り、あらゆる作曲者にゴーストライターの可能性は残りますが。

単純な話、Yunomi氏の作曲者としてのネームバリュー・実績・地位は周防パトラのそれと比べ物になりません(銀盾vtuberであることを考慮したとしても)。わざわざ、別名義で発表する意味は薄いでしょう。Yunomi氏のフォロワー、ということになるとまた分かりませんが。

 

次に、作曲者不明のHoney Dazeということですが。これは公表を額面通り受け取っていいと思います。つまり音猫ななし、運営の1人ですね。何度か配信内でも触れられている、作詞作曲に関して、腕に覚えのある運営側の人間。おそらく、Honey Dazeは様子見です。詳しくは、最後にまとめて触れましょう。

 

続いて、パトラ楽曲のペースダウンについて。これは、ある意味仕方のないことだと思います。彼女も人間…いや失礼、悪魔ですから。最近の話し振りを聞くと、登録者数10万人という大台を突破、3D化も果たし、一仕事終えた達成感とそれに伴う疲労感があるように思えます。あくまで私見ですが。疲労に関して周防パトラは鈍感なタイプなので、気づかぬうちに創作エネルギーが減衰している、ということもあり得ます。

 

最後に、前世で深い関わりのあった人々とvtuberとして関係を結ぶか。これについては、わかりません。なにかしらの理由(運営主導のセッティングなど)がなければ、接点を持つことはなさそうだ、というくらいです。

 

 

で。ここからが本題。

Honey Dazeが様子見と言ったのは、音猫ななしがどれくらい前に出るべきか、消費者の反応を伺っているという意味です。周防パトラの負担軽減も含めて、音猫ななしによる楽曲を増やすべきか否か。

少し違う話をします。それまでも(創作)活動をしていたが、芽が出ず、vtuberとして再起を図ったところ、日の目を浴びた。おそらくこれが、最も多いvtuberの成功パターンです。

数少ない恵まれた才能の持ち主は、最初のチャンスをモノにします。ボカロPだった米津玄師が、あれよあれよという間にのし上がったように。期待の若手だった坂本勇人が、モナって北へ飛ばされた二岡の後釜ショートとして、すっぽりハマったように。

そういう意味では、周防パトラは苦労して掴んだ何度目かのチャンスと言えます。前世とはまた別の名義で楽曲発表してみたが、鳴かず飛ばずだったというエピソードもありましたね。

その雌伏の時期があったからこその「ぶいちゅっばの歌」なのです。素人の意見で説得力に欠けますが、この曲は非常にクオリティが高い。自分の声と、それまで勉強してきたYunomi的音楽の相性、そして「なんとしてもここで一発当てる」という強い意志。これらが高いレベルで融合しています。

もう一つ。蒼月エリに作った「蒼い蝶」について。それまでベースとしてあったYunomi的音楽では、蒼月エリの声を十分に活かすことができない。素人目にも、産みの苦しみが感じられます。この曲が、周防パトラから相当なカロリーを搾り取って産まれたであろうことは、想像に難くありません。間違いなく、彼女にとって大きな一歩を踏み出した曲です。

だから、いま周防パトラの新曲発表が止まってるのは、至極当然の成り行き。そんなにバンバン良い曲を創り出せるのなら、周防パトラになる前からやっとるわ!というわけです。

 

で、問題は音猫ななしと、ハニストの音楽面での方向性なのですが…

流石に長くなりすぎたので、ここで一旦切りましょう。

ご興味があれば、また次の記事で。では。