『一目惚れパラドックス』の終わらせ方

(2705字)

1ヶ月…2ヶ月近く経ちましたね。

なんとなく気が向いたので書いてみようかと。アルバムの発売もありますし。甘い音の缶では、ちょっと大変な感じもするのですが、大丈夫でしょうかね。

 

こういう記事は、前回の『内緒のモンスター』以来。

懐かしい、5ヶ月ほど前の話です。

あのときは、脱Yunomiにチャレンジして、どこまでいけるか試したのだろう…という趣旨の話。それと並行して、歌唱表現上の技術のバリエーションを増やしたので、それを実際に使うという実戦練習的側面。その上で、楽器のチョイスや歌詞、世界観をどうするかみたいな話もしました。

 

で、『一目惚れパラドックス』。

方向性としては、原点回帰でしょうか。全体を通して、木琴(シロフォン)のような音が印象的ですね。竹っぽくも聴こえる(調べたら東南アジアには竹製のシロフォンもあるらしい)。竹といえば鹿威しも面白そう。上下の目線誘導やメリハリ付けなど、色んな使い方が出来る。

で、木琴のあとには、お琴のような音。和琴って「わごん」なんですね、読み。ワゴン…。一般的なのは筝、ということはこっちなのかな?

導入や締めは木琴、AメロBメロは筝、メインであるサビなどはEDMらしい音がリードする形になっています。和テイストとデジタルなサウンドの融合、いわゆる "kawaii future bass" というやつですね。…いや、わたしもよく知りませんけど。調べれば調べるほどよくわからない。

 

内容に目を移すと、コマ割り/スクリーントーン/集中線などを施したザ・漫画の部分がストーリー補強に貢献しています。舞台設定をある程度はっきりさせる、という選択を取ったのでしょう。これは『シュガーホリック』で採用された、ドット絵ゲーム風にストーリー補強するMVと近いものがあります。

パッと見の状況としては、学生同士の恋愛一歩手前、「私」は一目惚れしてる、相思相愛に思えるがなかなか踏み出せない…という定番のやつですね。そこにいくつか変わった要素が混じっています。

「君」が二次元に恋していたり、「私」は漫画で描かれる二次元状態とサビのlive2D的に動く一枚絵の次元(2.5?3?)の少なくとも2種類の在り方がある…とか。まあそこら辺は色々余白も残していそうなので、深く突っ込まず先へいきます。漫画の世界のキャラクターなんですかね?あるいはウィンドウみたいな表示もサビ中にあるので、ゲームの世界…?引っくるめて二次元の存在、ということか。

個人的に未消化なのは、教室のカットとかで使われる飛蚊症患者のようなエフェクト。うーん、何を表現してるんだろう…。冒頭や2番手前で数式が現れる箇所もありますね。なんとなく、『ドキドキ文芸部!』的な演出?と思うくらいか。一旦ペンディングですね。

それ以外だと…歌詞嵌めとか上手になってる気がします(単純にテンポ感を元に戻したから?)。「ん」を伸ばすのはかなり人を選ぶでしょうけど。

 

声が独特なので、EDM部分を分厚くしても埋もれないのはアドバンテージですね。まだ厚くできるかもしれない。特に低音部は薄く感じる。ある種、和テイストの弱点かもしれませんね。日本の伝統音楽では、人声より低いパートを楽器で奏でて下支えする文化がなく、西洋音楽に触れるようになってから事後的に付け足されたものくらいしかないそうです(Yahoo!知恵袋の受け売り)。

Yunomi氏の曲だと、やはりベースギターでそのあたりをカバーする形になっています。

この低音部をどうするかが "kawaii future bass" の最大の課題かもしれません。

周防さんの場合、ブイアパというご近所にバーチャルベーシストがいらっしゃるようですから、曲の中でのベースの配分とか、バンドミュージックと "kawaii future bass" の違いも含めて意見交換(あるいは合作)をすれば、色々と面白いものが見えてくる気もします。

 

最後に、『一目惚れパラドックス』の終わらせ方。単純にここが好みだったので、この記事を書いたまであります。面白いですよね、この締め方。

live2D的な「私」から、最後の最後に初めて吹き出しのセリフがでる。2.5次元の「私」も実は二次元の「私」と一緒なんだよ、というところでしょうか。

で、ラスト。「パラドックス×2な恋だけど」で、最後は木琴に任せておしまい。早口のパラドックス×2が非常に良いアクセントとなっています。全編ゆったり目だからこそ映えるワンポイントですね。

最後の「だけど」という逆接の接続詞による終わらせ方は、二通りの考え方がありますね。一つは倒置法で、ラスサビの直前部分にかかっている。「パラドックス×2な恋だけど、この恋は本当の愛と信じてるよ 一目惚れだよ」という考え方。もう一つは、「だけど…」のあとに、見えない続きがあるんだという考え方。ここに至るまでのサビではずっと「この恋はパラドックス」と言っていた。けれど最後、「たしかに私にとってもパラドックス、君にとってもパラドックスな恋です。とても実りそうにない。だけど、でも…」というパターン。まあ、どっちも話の趣旨としては変わらないので、好みの問題でしょうね。個人的には後者の方が好み。

 

さて、皆さんにはこの一曲、どんなふうに聴こえたことでしょうか。各々が各々の楽しみ方を見つけて、この暑い夏を乗り切っていきたいものですね。

それではまた。

 

ミルクボーイでハニスト

(966字)

お久しぶりです。

うーん…なんというか。最近、どこもキナ臭いですね。

 

ところで、皆さんはミルクボーイの漫才を自分一人でやろうとしてみたことはありますか?わたしはあります。たとえばこういう感じ。

どもー。ども!ナナシボーイですー。お願いしますー。ありがとうございますー。

あー!ありがとうございますー!

ね!いま、魚肉ソーセージのフィルムについてる、赤いピロピロをいただきましたけれどもねー!


ありがとうございますー。


こんなんナンボあってもいいですからねー。ええー言うとりますけどもー。


いきなりなんやけどな、うちのおかん、好きなVtuberグループがあるらしいんやけど、その名前をどうしても思い出せへんらしいねんな。


おー、好きなVtuberグループの名前、忘れてもうてん?どうなってんねんお前のおかん。ほな、そのおかんが好きなVtuberグループの名前、おれが一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたか教えてくれるー?


んー、そのVtuberグループはな、774inc.に所属していて、夜の喫茶店を営む、悪魔の集まりらしいんや。


ほー。…ハニストやないか。その特徴は完全にハニストよー。こんなんすぐわかったよー。


ハニストなー。でもよく分からへんのよなー。


なんでよ?ハニストに決まってるやん!


いや、おれもハニストと思っててんけどな。


そやろー!


でもおかんが言うには、そのグループは男性Vtuberともよく絡むらしいんや。


ほー。…ほなハニストと違うかー。

こういう調子で一応終わりまで考えて、録音編集して送りつけてたんですね。暇過ぎて。

でも、99%ないと思っていた男性採用の可能性が、確実に消えたことを確信したので、せっかくだから一人ミルクボーイの注意点を書き残しておきます。

 

漫才を一人でやると何が問題って、間が死ぬ。特にミルクボーイの漫才は、「みんなそう思ってるだろうな」と思わせることが重要になってきます(実際は偏見かもしれなくても)。その「AというならBに決まっている」感を出すために、食い気味の被せが必須。動画なら編集でOKですが、生じゃ無理ですね。

 

録音はともかく、台本作りは意外と楽しくて暇つぶしになるのでオススメです。皆さんもぜひ、好きなVで試してみてください。それでは。

 

どうでもいい追記:おめシスにトム・ブラウン味を感じる。

ダサさこそラップの本懐

(1150字)

とか思った。全然ラップ知らないのに。だから信憑性は限りなく透明に近いブルー

村上龍も、今じゃカンブリア宮殿で社長とお喋りするおじさんですが、かつては春樹とともに「ダブル村上」なんて言われて、文学界の超新星の如き扱いを受けてたそうな。春樹は春樹で、今やすっかり秋の風物詩ですけど。

 

いきなりどうしたのかというと、SOUL'd OUTの『ウェカピポ』を知ったのがきっかけ。

で、こりゃすげぇなぁと。ついでに、最近のラップに対して抱いていたモヤモヤに気づかされた。

近年フリースタイルダンジョンとかで、遽にカッコいいものへと舵を切りつつある(らしい)日本のラップ。でも、どこか違和感があった。なんか世間と自分とで、認識のズレが生じている。

原因は、おそらくあれです。ラップって簡単に言えば言葉遊びで、極論ダジャレの仲間なわけで。ダジャレは親父ギャグ、おっさんの代名詞で、ラップは若気の至り、若者の代名詞なんです。それをカッコいいベースで入っていくのは、なんか違うんじゃないかと。カッコいいつもりで見たら、どうしたって残っているダサさに気づいちゃったとき、ものすごい切なくなります。そうじゃなくて、基本ダサくて面白可笑しいものとして見ていて、ふと気づく凄さに「あれ?カッコいいな…」となるのが本筋なんじゃないかと。「カッコいいものなんです!」という売り方は、長期的に見たら自らの首を絞めているように思えて仕方ない。

ゲーマーの風潮にも似たものを感じていて、あんまり「すごいんだ!すごいんだ!」と言い過ぎると、逆効果なのでは。もちろんすごいんですけど、あえてスポーツとかボードゲームとか、地位を確立した遊びと比較されにいく必要はない。純粋にこのゲームって面白いよね、上手いプレイ見ると楽しいよね、からスーッと忍び込んでいけばいい。

春樹だってそうです。ああいう文体とか、小物の使い方とか、設定や物語とか、冷静になっちゃうと基本ダサい。でもそのダサさをビビって抑え目にするより、いっそ盛りまくったほうが清々しい。9割カッコよくて1割ダサいと心が痛むけれど、9割ダサくて1割カッコいいと心に響く。

 

で、こういうのってラップとかに限った話でもない、と思うんです。何にしたってそういうところはある。カッコいいと信じ切ってやられると、見る方としてはきつい。だって100%純粋無垢なカッコよさはないから。ダサさとかアホらしさを分かった上で、自身のスタイルを貫き通しているうちに良さが伝わる。そんな風に思う今日この頃…。

 

 

要するに。

人類滅亡してもなお語り継がれるのは、亀ラップであり、『ボボボーボ・ボーボボ』。そういう話でした。おしまい。

周防パトラの収益化剥奪

(1467字)

どう考えたもんでしょうかね。というか、他の皆さんはどう捉えているのでしょうか。ツイッターなんかを見る限りは、早く元に戻ってほしい、こんなのはおかしい…くらいですけど。

 

個別にASMRのアーカイブが引っかかることはありましたが、チャンネルで収益化剥奪となると話は変わってきます。このご時世の、AI判定によるいわゆる「誤BAN」の延長上ともとれますが。

 

個人的には、そろそろ限界が来ているように感じます。YouTube上で、ASMRコンテンツを売りにすることに関して。

当然、健全なASMRとしてやっているでしょう。でも、客観的に見てセンシティブと捉えられかねない要素を潜在的に抱えているのも、事実です。

たとえば当人が声を出さず、対象物のみを画面に映して、ひたすら石鹸をカットするとか、凍らせたスポンジスライムをひたすら切るとかなら、まだ分かります。純粋な音の耳心地のみにフォーカスしているから。これが、スライムを手で直に触ってねちょねちょさせるとかなると、音に別の背景が加わって、純粋な音のコンテンツとはいきません。

 

コロナ禍の現状は、当分変わる気配がないどころか、この状態が新たなスタンダードとなりつつあります。そうなると、AIの判定のせいだからといって、済む話でもない。もしかしたら、これからずっとYouTubeは、AIによる収益剥奪判断をしていくのかもしれない。もっと精密な判定を望む声もあるでしょうが、果たして健全なASMRと、そうでないASMRを区別することは可能か。もっと言うと、性的要素を極限まで排したものでなければ、YouTubeというプラットフォームに相応しいコンテンツとはなり得ない。もちろん、もっと他に収益剥奪に値するようなものがゴロゴロ転がっているのも問題ですが、今はとりあえず無視。

ASMRを本気でやりたいのであれば、BOOTH販売などに完全移行するしかない段階が迫っています。ただ、周防さんの配信のなかでもズバ抜けて同時接続者数の多いASMR配信を、おいそれと切り離すのも難しい。アドウェイズの力をお借りして、ASMR専用のプラットフォームなんかが作れれば、一番いいんでしょうけどね。

 

YouTube側としては、多少の間違いがあっても、そういう手のものをまとめて排除したほうが、プラットフォームの健全性に寄与する、というスタンスかもしれません。

どうやらゆっくり実況の界隈でも大手のBANが相次いでいるようで、こちらはゆっくり音声を使った転載動画などの普及が転じて、ゆっくり音声を使うものを十把一絡げにBANしているのではないか、との見方も。

 

もしYouTubeというプラットフォームを主戦場とし続けるなら、その変化に合わせたコンテンツ作りは必須です。周防さんにしても、ゲーム実況や雑談(これも画面に変化がないと危ういのですが…)、最近久しく見ない意気軒昂な企画ものなど、武器は揃っているはずなので、YouTubeでのASMRには固執せず、これを機に他のマネタイズを模索していってほしいところ。それこそ音声作品の有料販売だったり。

 

結局のところ、誰が見ても素敵と感じてくれる、という非現実的な理想を、不可能なりにも突き詰めていくといった結論になるのでしょうね。…あぁ、なんてふわふわした、はんぺんみたいなオチ。でも、たまにはいいじゃない、ふんわり着地。

皆さんもぜひ、ふんわり考えてみてはいかがでしょうか。

豪雨、疫病、その他諸々…大変な時期ですが、お身体には十分お気をつけ下さい。それでは。

「○○助かる」を考える(追々記あり)

(1235字)

スナック菓子感覚で、かるく書きます。

唐突ながら、ふと気になったんです。vtuberの配信でよく見かける、「○○助かる」というあのスパチャ。何がどう助かっているんだろう?と素朴な疑問を抱きながら幾星霜。たぶん、探せばきっと先行研究があると思うのですが、楽しそうなのでつらつら考えていました。

 

第一義的な意味は、おそらくその人にとって何か実用的な使い道があって、それで「助かる」というもの。何がとは言いませんが。といっても、今こういう用途で使う人は稀でしょう。そもそもセクハラですし、本当にその必要性に駆られているなら、わざわざこんな回りくどいコンテンツに求めずとも、幾らでもそのためのコンテンツがある。ヒトのその手のものへの探究心には、ほとほと感心します。

 

じゃあ何が助かるのか。一つには、シンプルなところ「お金を使える」。お金を使うことは、人間のストレス発散手段のなかでもかなり重要な位置を占めます。それなりに効能の一般性がある。精神健康に欠かせない。もちろんアルコール等と同様、中毒的にハマる危険性もありますが、人間として生きるうえで経済活動における消費は不可避。仙人のように暮らすとしても、世界との物々交換は避けられない。況や常人をや、です。また、生産活動への参加はある程度のハードルが存在しますが、消費はそうでもない。そうでもないなりに、適度なコミュニケーションも生じる。そういう意味で、お金を使うこと自体にメリットがある。

 

もう少し突っ込むなら、お金の使い道を肩代わりさせられる、というところに行き着きます。お金というのは、使われてはじめて「あぁ、あって良かったな」となります。基本的に手元を離れてこそ意味をもつ。もちろん、貯金に快感を得る場合には貯めるだけで良いのですが、その場合も貯金用のお金として使われていて、それを改めて別の用途に使いたくはない。あるいは、精神安定上これだけの預金があると安心、という使い道。保険に入るのと似てますね。

使い道を見失った可処分所得はストレスを生む。だから、その使い道をペンディングして他人に任せてしまうことは、一種荷下ろし的な効能を持ちます。自分の好きな/信頼する/見込んでいる誰かに投資する、きっとこのお金に有効な使い道を与えてくれる、という話。なんだか株みたい。芸術家のパトロンなんかも、そんな感じなんでしょうね。いつかこいつの評価される日が来る的な。

 

他にも、投資対象に承認されるため、という使用目的もあるでしょう。アイドルとか、水商売でよく聞きますね。

 

こう考えると、なかなかスパチャというのは奥深い。言ってみれば金銭授受なんですが、理由がなくてもかまわない。いつか政治家に目を付けられてもおかしくない。余談ですけど、麻生太郎さんってすごく配信者向きだと思います。

 

 

…まあしかし、一度もスパチャをしたことがないやつの言うことですから、皆さん眉に唾をつけてゆるーく聞き流しておくんなまし。

おしまい。

 

追記の結論:「○○助かる」とは、「スパチャする隙を与えてくれてありがとう、○○助かる」…なのかもしれない。

 

更に追記:書きそびれたものを思い出しました。重要な特徴として、「心を許しているように思える行動」について使われることが多い。くしゃみをしたり、鼻歌を歌ったり、欠伸をしたり、おならをしたり、げっぷをしたり。失礼っちゃ失礼だけど、親しい仲なら「ごめん」で済む、そういうやつです。

精神的な近さ、警戒を解いていることに対して「ありがとう、○○助かる」な側面も、あるかもしれませんね。

コメント所感(転生話)

(1261字)

お久しぶりです。最近とあることに熱中してブログを控えていたのですが、少し前の記事に頂いたコメントへの返信がやや長くなってしまったので、こちらに移します。

にじにいた頃は好きでも嫌いでもなかったがホロに行ったら嫌悪感が湧き出てきました。おそらく逆でも同じだったでしょう
裏切られたわけでもないのに裏切られたような感覚があります。見た目を変えたらはい別人、とは割り切れないからでしょうね。しかし同じような例でも楠さんに嫌悪感はない。元所属の運営へ嫌悪感の差でしょうか

そうですね…そうなってもおかしくはない、と個人的には思います。

そもそもの話、既にあるガワを捨てて転生するというのは、キャラクターを創った分の労力が無駄になるわけで、よほどの理由でもない限り「この人はそういうものを蔑ろにする人なのかな」と思われても仕方ない。Vtuber云々以前に、人として不信感をもたれるし、社会一般の感覚なら「もうあそことは取引しません」となる。昔やる夫スレをよく見ていたのですが、あの界隈でも、たとえば何かのAAの作成を頼むとき、複数のスレで同じ依頼をしてはいけない。当たり前ですけど、どちらかは無駄骨になる。初心者は「頼んだら出来上がってるもの」と勘違いしやすいのですが、単なる善意のボランティアですから。ネチケットというか、普通のマナー。

2D体はローコストなので多産多死の運営方針で構わない、みたいな意見もごく稀に見受けられますが、そんなことはない。2D体だって、誰かの仕事の上に成り立っています。自分が創った立場だったら、ものすごくガックリくるだろうなぁと。夜桜たまさんの3Dモデルも非常にクオリティが高いので、いまだに時々「もったいないなぁ…」と思ったりします。業界トップクラスの技術者が、相応の時間と労力をかけて出来たものなのに、一生お蔵入りは悲しすぎる。

ただ、あちらは一応死なない努力というか、出来ればあのままでやっていきたかった(けど結果的に辞めざるを得なくなった)んだろうな、という風に見えるので、そこの違いでしょうかね。

お二方に限らず、転生一般に言えるのは「もとのキャラクターに不義理を働いたかどうか」が大事、ということです。個人の感情に任せてポイしてしまったのか、多くの人から見て納得のいく周囲の事情で離れざるを得なかったのか。


こういう業界ですけれど、長い目で見れば最低限の社会性は必要だし、最終的にそういうのも自分へ返ってくるんだろうな…と思いながら、まったり眺めている今日この頃でした。

 

こうやって、コメントへの返信が長くなったりしたら、都度更新するかもしれません。以前にも申しましたが、基本このブログは、なくて済むならそれに越したことはない、という立ち位置なので。

この界隈が出来上がってからだいぶ経ちました。おそらく多くの方が、ある程度落ち着いて自分なりに物事を見つめられるような環境に、少しずつなってきたかなと。ブログ自体は別に忘れてるわけでもないので、ご自由になすって下さい。

それではまた。

羽柴ってイケボだよね(追記あり)

(1325字)

最近見たもののリンクをペタペタする記事。

早速掲題の件ですが、羽柴さんってイケボですよね。ネタに振ったガワなので、あんまりそういう目線で見られてないけれど。声だけなら夕陽リリとか、そういうタイプ。メス堕ちしそう。

まあ、敢えてのキャラづけなんでしょうね。中性的なイケボ系なんて、既に山ほど野に放たれていますし。今からそこに乗り込むのは得策じゃない。

かなりハイソな家の出のようで、774inc内なら独走状態だった周防さんを抜いて、ボンボンレーストップに躍り出るかもしれません。まだ若干、半信半疑なところはありますが。「敷地に電柱がある」「みんな料理を習うので魚は捌けて当然」「家政婦がいる」「たぶん山も持っている」「食べたことのあるハンバーガーはモス」「狆を飼っている」「ゲームは1日1時間」な家庭に生まれ育って、どうして配信者になろうと思ったのか。モスのくだりはギルティです。あれはちょっと贅沢したいときに食べるもの。

そしてこちら。素晴らしい高低差ですね。

この人の身の上話は、相変わらず重い。心に来ますね。高低差でなおさら重い。母親との仲の良さが、せめてもの救いか。

なんだかんだでやっぱり面白かった。この組み合わせを極力抑えてきたのは、いざというときに取って置きたかったから…だと思っています。擦られ過ぎて消費し尽くしちゃったら、他に打つ手がなくなる。そういう意味で、運営も箱としての危機感をもって動いている感じはします。実はこの枠、周防さんにとっておそらく初めてだと思うのですが、シスプリとがっつり裏被りしてます。収録放送なのでたいしたあれではないけれど。忙しい者同士、なんとかとれた時間帯がそこだったんでしょうね。

(追記:個人的に一番面白かったところを書き忘れていました。中盤でイケボ云々の話になって、因幡さんから周防さんに「イケボ好き?」と尋ねられたときの、あの沈黙。完全に思考がショートしてましたね。未来永劫お手本にしたいほどの放送事故でした。)

危機感といえば、歌リレー企画ありましたね。

前回より『Os-宇宙人』、上手くなっている気がする。

歌といえば。良い仕事してらっしゃいますね。年始の占いも、あながち間違ってないかも。

こちらは、どう展開するでしょうか。周防不知火も、最初はちょっと難しかったんですよね。周防さんがそれなりの地位を確立していたこともあって、以前のような関係にスッとは入れなかった。その後ホロライブの天下が来てくれたので、比較的ラフな関係に戻れた感はあります。翻ってこちらは、夜空メルさんのほうがだいぶ格上になってしまうので、ここからどう段階を踏めるか。ホロライブに所属している時点で天下人みたいなものですからねぇ。上手くいくことを祈ります。

おしまい。