雑記【King Gnuとか】

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雑記です。

King Gnuの新曲『Teenager Forever』、フルでMV公開されましたね。イントロ部分は散々CMで聴かされていたので、そんなにハマると思っていなかったのですが…。

後半はベースもブリブリ動いてて、かっこいい。以前話題に出したのは、おめシスの『白日』のとき。その後は特に関心も持たず過ごしていました。よく知らないので、どれを聴いても「あれ、また白日?」という感じになってしまって。『傘』は割と好きなほうでしたが。なんだかんだ紅白も出て、去年は髭男に次ぐJ-POP界の時の人だったんですね。勝手に一発屋と思い込んでいてすみません。

調べてみたら、去年がメジャーデビューと知ってびっくらこきました。今の時代に、そんなスピード感でミュージシャンが売れることなんてあるの?という驚き。活動期間自体でいっても5年とかそんなもの。ファンのノリに、なんというか「何年もこの調子でやってきました」的な古めかしさを感じて、てっきり長いことインディーズでやっとこさ売れたバンドかと勘違いしてました。

びっくりその2。見た目とポジションで勝手にメインボーカルが中心だと思っていたら、ギターの常田さんが屋台骨だった。作詞作曲、映像とか諸々。東京芸大のチェロ専攻に入学。ベースも入賞経験あり、バンドではギター。ボーカルの井口さんも東京芸大の声楽科卒。エグいですね。

今回の新曲はテーマも分かりやすくて、MVも面白いし、若くして売れる人ってすごいなぁという感想。歳をとってどういう音楽を作るのか、気になります。

しかし東京芸大に入る人が、ほとんど寄り道せずJ-POPのバンドマンになるなんて、恐ろしい世の中になりましたね。オーバースペックなくらいで、漸く日の目を見るということか。○○卒という物差しで測るのも、本当はよくないのですが…。

 

そういえば、以前一度だけウノアキラについて質問されたことがありました。烏丸さきから東大卒の元Vtuber系YouTuberに転身したことまでは知っています。でも、心が痛んでちゃんと見れなかった。東大生って、入学した時点で思い知らされるんです。東大という名前の薄っぺらさを。人によっては突然知らない親戚からわんさか連絡が来たり、他のコミュニティにいけば十把一絡げで「とりあえず秀才キャラ」だし、周りにはいくらでも上がいるし。そう分かっていても、「東大卒」を冠するしかなかった忸怩たる思いに、胸がキュッとなって。

結局、すごいやつもいれば大したことないやつもいる。わたしの場合は後者でした。東大の哲学専修を、休学やらなんやらで人の倍くらいかけて卒業して、クソの役にも立たん日々を過ごしているわけですから、レッテルの無意味さは身に沁みて分かっています。いや、東大の哲学までいくと、この場合はレッテル通りか。

だから、東大卒と冠するものは総じて胡散臭いとも言える。このブログにしたって、どこか胡散臭いなぁと思いながら、それでもなんとかまともであれと念じて書いています。

ウノアキラの話をすると、いつも鳴神裁を一緒に思い出すんですよね(なぜかしら?)。未だに何をしたい方なのかよく分からなくて、感想すら述べられない。もしわたしが界隈の健全化を希求する立場なら、話の分かる、信頼のおける弁護士を紹介しますよという役割に落ち着く。素人がちょっかい出したところで、どうにかなるものでもないから。でも彼の場合は、自ら介入することに意味がある。なんというか、悪意に魅入られている。前世も考慮した上で、そういう芸風のエンタメと考えれば、理解できなくもない。ある意味古典的王道ですからね。噂話、陰口、ゴシップ、スキャンダル、ずっと昔から人を捉えて離さないもの。わたしも別に立派な人間じゃないし、それに対してどうとも思いません。一つの戦略です。しかしそう考えると、鳴神裁という名前も、なかなか面白い。普通、自分の名前に「ナル」とか「裁く」なんてつけようと思いませんから。そこまでいくと、もう胡散臭いとかではなく、よくぞそこまで!と拍手したい。

 

随分脱線してしまいましたね。King Gnuの話でした。まあ、東京芸大は流石に特殊なレッテル貼りも多少許される領分ではないでしょうか。東大だと、かつての一高時代ならともかく、大学進学率5割の今はだいぶ意味合いが違います。東京芸大となると、常人には入ることすら不可能。それでJ-POPにほぼ一直線ですから、良い時代になったなぁと。

 

J-POPでいうと、いまさらフジファブリックの『若者のすべて』にハマったりしています。

もう少し前は、味噌汁'sの『シマホッケ』。味噌汁'sで一番好きかもしれない。なんとなく『そっけない』を思い出します。キーワードの促音とか、サビの「なぜ」「なんで」という入りとか。といっても、以前挙げた『にっぽんぽん』と『マニフェスト』、『ハイパーベンチレイション』と『おしゃかしゃま』ほどの双子性はないのですが。

 

なんだか、Vと無関係な話ばかりになってしまいました。最近見た配信の話もしたかったけれど、こうなったら分けておいた方が良さそうです。

また次回お会いしましょう。