『どぅーいっと』所感

(1909字)(追記有り)

アーカイブ見終わったのでメモ。

 

・初期あにまーれ三人の絡み

こういう機会じゃないとお目にかかれなくなってしまったが、やはり一番最初からいる者同士ならではの面白さがある。

特に因幡宗谷は場の中心に収まるタイプなので、この絡みは非常に珍しい。因幡さんもだいぶ丸くなりましたね。隔世の感。母親とすっかり縒りを戻して、仔犬を愛でる日々とは、あの頃から想像もつかない。日ノ隈さんの3D映えも健在でした。

因幡周防『ダダダダ天使』

ここがハイライトですかね。ツートップの共演。なんというか、十数年前のニコニコ動画にタイムスリップしたような、でも曲は比較的最近だし、不思議な感覚。

・風見くくプロ

素人の集まりなので、基本的にはどうしても学芸会の延長というか、成長度合いを楽しむものになっちゃうんですが、この人はレベチでしたね。動きの見せ方も含めて。

舞台上の動きって、思ったより伝わらない。大袈裟過ぎるくらいでちょうどいいんですよね。あと同じ動きでも、キビキビ感やメリハリで全然変わる。ブイアパは横並びで同じ振りのシーンがあったので、分かりやすいと思います。小森さんは流石という感じ。このあたりは元々の運動神経と、意識した練習量の差でしょうか。季咲さんもソロはしっかり動きを見せられていた気がします。

あと、『God knows...』のベースが良かった。

・『トリミングアイランド』

こんな良曲だったっけ?と思わされました。生かどうかは判断つかなかったけれど、仮に録音でも初期とはえらい違い。なんだかんだ、一番場数を踏んだグループだけあって安心感がありました。

 

・進行

正直30分は放送事故で遅延とか覚悟してましたが、そんなこともなかった。もしかして録画部分もあったのか?というくらい。つなぎのトークや企画系で融通を利かせてという感じ。基本アーカイブ視聴だったので、そこのグダりは気にならなかった。というかグダり始めたらスキップしてた。ちなみに、モノマネパートが満足度としては一番(歌より)高かった。

・カメラワークと背景

想像より頑張ってるなぁと思ったけど、いくつか気になった点が。

白宮3Dで散々言われた「白背景でよく見えない問題」が、もう一歩。ステージがでかい分、カメラが引いたりしたらもうわけわからん。振りを見たいところでどっかいったり。でも、全体通して見れば一部か。

・生歌

正直生か録音か断定できる場面は少なかった。羽柴の『恋』が踊りメインで録音かなと思ったくらい。全体的にあまり違和感無かった。

あと、有料ライブなので他所様の曲はどうかなー…と思うタイプ。プロアーティストによるカバーとかならともかく。オリ曲少ないのである程度は仕方ないんですけど、アイマス系は怖いのでなるべく避けてほしい。

 

・花奏かのん

ほっといたら色々理由つけて引っ込んでしまうので、無理矢理でも引き摺り出したほうが良い。色々忙しいし、実際裏方というのは合理的な判断と思います。

が、せっかく古くからいるファンの心情的に、あと本人的にも黒子を望んでいたならV活動なぞ始めなかったろう…と推量。現実を見て身を引くなんてもったいない。賢いが故でしょうけどね。ただ、こんなん言うたらあれですけど、周防さんはあれだけ裏仕事しながら表も回してるわけで、花奏さんもそれくらいのポテンシャルはある(と勝手に思っている)。

一旦質は置いといて、量を増やす。別にクオリティがどうの拘りがこうのと言うほど実績を積み重ねたベテランでもないんだから。絶対もっと手は早くなる。音楽でも配信でも。

完全に個人の主観なので、適当に聞き流してくださいね。

ライブの話に戻ると、やっぱり生演奏があればコンテンツ的に助かる。緩急もつくし。懸念のオリ曲も複数持っているわけで、花奏かのんを引き摺り出せればかなり幅も広がる。3Dのプラットフォームが違うから一緒に出しにくいとか、技術的な側面の問題もあるでしょうけどね。

たぶん、来年はブイアパ個別のオリ曲を作る流れ。ますます忙しくなるのか…。

(一部追記:後日談では、別に表に出たいわけではないと改めて念押しもあったので、まあ今のスタンスが最適なんでしょう。一つ思うのは、花奏さんだけに気を遣うのはちょっと違う。そこに意識が及ぶなら、スタッフも含めての話になるはず。そうでなければ、ただ単に「花奏かのんが裏方に回ったから感謝」してるだけになってしまうから。)

 

 

・最後

因幡周防の両輪がなければ、ここに来る前に潰れてただろうなと。他の人も勿論ですけど、この2人の存在がデカ過ぎた。そういう意味で、あにまーれ初期組とハニストにとって『どぅーいっと』は一つのゴールラインとなりました。後発組は、ここがスタートライン。ここからどれだけ積み上げられるかですね。

個人的には今回で満足しました。来年以降あるとしても、通しで見ようとは現時点では思いません。その分ソロイベを見られれば十分かな。

 

兎にも角にも、ひと段落ついてめでたしめでたし。おしまい。

 

(追記)

大事なものを忘れていた。これが本命といっても過言ではないくらい大事なスタッフロール。

比較対象がいつぞやのパトライブになりますが、だいぶ人が増えた。見知った名前もありつつ、ほとんど初見でしたね。検索しても出てこないので、本当に裏方という技術さん。

今回ディレクターの窪田さんは、去年のパトライブでADの方。グッズデザインだった原さんが映像制作に入っているのが興味深いですね。かにかま関連?

カメラマンに安定の深山さん。MZMとかやってる人。3DCGの柳さんも継続。実質運営のトップと思しき冨永さんは、もともと広告屋なので今回PR担当。このまま窪田さんに受け渡す感じ?

音響オペレーターは変わって、配信オペレーターはそのまま。藤井さんですね。

映像制作は茂垣さんに大幅増員。

振付の人は知らなかったけど、調べたらニコニコの有名な踊り手らしい。

音猫さしみはこの前の新曲一斉発表あたりから、その他ななしと差別化された気がする。おそらくかつての音猫ななし。音猫の話も懐かしいですね。