新人初回放送を見て思ったこと

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SE芸、多くない?

動画を仕込むのはアリ寄りのアリだと思うんですが、SE芸って個人的に冷めちゃうというか、共感性羞恥に近いものが…。昔好きだったバラエティ番組を見返して「このテロップ今見るとダサいな」「こんなに演出しつこかったっけ?」となるあの現象を思い出す。トレンディドラマのファッションに時代を感じたり、その類い。

SE芸は基本、チープになります。良し悪しはまずおいといて。みんながよく知っている音で、状況理解の補助をするわけですから。で、その安っぽさ、やや滑りな感じを逆手にとって使うというなら分かります。例えばあらゆるコメントに対して大袈裟にショック受けたフリをしてその都度「ガーン😱」とか、要するに陳腐な演出で真実味が薄れるのを利用し、皮肉やパロディや肩透かしなどへ活かす。とか。

短く情報を詰め込んだ動画ならともかく、生でSE足されても「そう…」としかならない。心の底からの感情なら、SE足そうなんて思わないでしょう?手を叩くとか、笑顔になるとか、瞬時に出ちゃう反応は幾らでもある。SEに思考が及ぶ時点で、もはやSEを使うほどの感情の山場ではない。

かつてデビュー当初のにじさんじ森中花咲にも「SE多用し過ぎ」的なことが言われていた記憶。あと少し違いますが、アイドル部の金剛いろはが3D化直後出した実況動画で「リピート演出が諄い」など編集面の不評を受けたことも。あのときは、3D化すると何故かアーカイブが隠されて生放送しなくなることへの反発もあったとは思いますが。774だと、SE芸といえば風見くく。ボイス加工系は声真似アテレコの一種として分からなくもないんですが、普通のSEは上記理由であまりピンと来ない。

あくまで一般論ですが、せっかくvtuberとしてガワを得て表情認識させているのなら、そこの表現で勝負した方が良くない?…と思ったり。

 

もちろん、これは単なる個人の感想です。さじ加減によっては面白くなるのかもしれない。ただ、使えば必ず得というわけではなく、使って損する場合もあるから注意しましょうね、ということ。各自が己のポリシーをもってやればいい。

ちゃんちゃん。おしまい。