(2428字)
久しぶりですね、コメント所感。
久しぶりすぎて、どうやって書いていたのか忘れるくらい。
そもそも、このブログはどういう心算で書いているのかといえば、大学の講義用ノートみたいなスタンスです。
バーチャル大学vtuber学部(すごくFランっぽい名前…)で開講される、誰が聴いてもかまわない、出席も適当、まあレスポンスシート2〜3回出して、最後にゆるいレポート書けば単位あげるよ〜っていう夢のような講義があるとすれば、どんな風になるのかしら?
そういう妄想を形にしたもの。
ときどき難しい言い回しがあるのは、高尚に見せたいわけじゃなく、読み終わった後に何か残れば、との思い。今読んだこの文章の内容も、10年もすれば頭から抜け落ちます。辛うじて覚えていられるのは、はじめて聞いた言葉とか、意味を知らなくてこっそりググったフレーズとかです。自分でも「へ〜」とか思いながら書いています。
中学で受けた授業の中身は忘れても、「朝食の前に歯磨き粉で歯を磨くべきか否か」という下らない話は覚えている。高校の友達に「塩梅」の読みを教えてもらったときのドヤ顔が忘れられない。そういうものです。
余談ですが、今では「ちゃんと出席を取って成績に反映する」ほうが大学生に有り難がられる…みたいな話を聞きました。実際のところどうなんでしょうね。好成績をとりたい人からすれば、そのほうが良いのかもしれません。
余談ついでにもうひとつ。じゃあどういう授業が好みかというと、大学で受けた柴田元幸先生の翻訳の授業なんかは、一つの理想形です。だいぶ前のものが書籍化されてますね。同じ英語の短編小説を各自訳して、かなり細かく赤ペンを入れてもらった上で、いくつかのデキの良い訳をみんなして「あーでもないこーでもない」とブラッシュアップしていく。実際やろうとしたら、とんでもない労力です。赤を入れるだけでも先生とTA(補助の院生)4人がかりとかになります。受けるほうも受けるほうで、やたら分厚い鈍器みたいな辞書引きながら訳して、真っ赤になって返ってきたのを見てはダメージを食らう…みたいな。個人的にはやや盛って書く悪い癖があって、そこは明確にノーでしたね。原文のテンションを反映するようにと。
とてもそこまでは出来ませんが、まあ要するに、フィードバックは大事だよねって話。コメント所感も、その精神から来ています。
で、やっと本題。前回の記事へのコメントですね。
アイドルとしてのハニストに興味を持てず、愕然としたわたしに「そこまでダメージ受けなくてもいいのでは?」とのこと。仰る通りです。
これも、さっき言った「盛り過ぎる癖」なのかもしれません。書いてるうちに、実際そういう気分になったのも事実ですが。
あと、ハニストをすごく好きな人が読むのでは…という想定を、どうしてもしてしまうので、かなり保険をかけた書き方になってますね。極力反感を買わないような書き方に。わたし自身はミーハーというか、有名どころを放浪してハニストに行き着いた身なので、そこまで「好き」に自信をもてません。
実際は、このコメントの方くらいの距離感で応援している人も多いはずなんですけど、どうしても目に見える意見って、熱心な人のものに偏りがちですからね。難しいものです。
次に。アイドル活動も、ポテンシャルの一つと捉えられるし、別に今までを捨ててアイドルになるわけでもないよ、とのこと。たしかにそうですね。まあ、こちら側としては特に変わらず、見守るだけです。
ただ、最近(特に蒼月エリの引退以降)アイドルムーヴというか、「みんなもハニスト大好きだよね❤️」的な姿勢が先鋭化してきたかなー…と。今度の箱企画は個別フォーカスではなく、「ハニスト王」だそうですし。それはそれで生き残るための方法ですから、否定はしません。色々とお金を落としてくれる熱心なファンが一番の顧客であることは、間違いない。その層を手厚くもてなし育成することで、コンテンツの体力は養われます。
最後。才能の爆発は、すなわち「ガラス割って飛び出」すことと表裏一体ではないか、とのこと。蒼月エリのように。
これは、その通りです。このテーマだけで一つ記事が書けるくらいの含みがあるのですが、手短に。
配信者としてのvtuberは、かなり特殊な職業です。
たしかに昨今のvtuberブームで、配信者というものが、明確に急速に仕事として成立するようになりました。今までもストリーマーはいましたが、だいたいはプロゲーマーとしての活動がメインだったり、趣味の延長上だったり。そこから考えると、かなり事情は変わってきました。
とはいえ。根っからの配信者というのは、非常に稀です。大半は売れない声優、歌手、その他様々な才能の持ち主が、訳あって流れ着くというパターン。そこに腰を据えようというのは、なかなか覚悟が要ります。最近は、配信者として実績のある人材を登用する流れになっていますけどね。
だから、vtuberから次のステージへ進むことに関しては、当人の望みであれば叶ってほしいと考えています。(2019/07/21 追記:これは当然、次のステージに立つ姿を見られると期待してのことです。何年かかるかは分かりませんが。)
それは、別に配信者としてのvtuberという職業を蔑ろにしているわけではありません。はっきり言って、相当特殊な職業です。やるだけならハードルは低いが、成功するのは一握りで、向き不向きがある。そのうえ、アニメの声優のようにクレジットが残ったりしないので、次の仕事へ繋げにくい。
配信者が天職だと自信をもって言える人ならいいのですが、そうでない人にとっては、なかなか酷な商売です。
最終的にはこのコメントの受け売りですが、気長にまったり楽しむのが吉、というところでしょうかね。
いや、長くなりました、今日はここまで。
またお会いしましょう。