しぐれうい

もし『ごん狐』が白上フブキだったら

これは、私が小さいときに、村のあん肝というおじいさんからきいたお話です。 むかしは、私たちの村のちかくの、谷郷というところに小さなお城があって、谷郷さまというおとのさまが、おられたそうです。 その谷郷から、少しはなれた山の中に、「フブキつね…

縁起でもない話

(2152字) 先日、久方振りに帰省しまして。 なんだかすごく普通のブログっぽい始まりですね。 わたしが身の上話をほとんどしないのは、まず需要がないのがひとつ。もうひとつは、ない方が良いこともある、ということ。ミロのヴィーナス、サモトラケのニケです…