コメント所感(可憐にみるわびさびなど)

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上手くまとまらなかったので、こちらに書きます。

日ノ隈らんのTwitterを眺めていると 『3人はいくらなんでも怖い』というリプライがあったので メンバーの精神安定を考えても今回の一手はないことはない…という感じではありました

リプライということは、ファンの中にも「もう少し人数が欲しい」的な方がいたのでしょうかね。

いまだに脱退の責任を現存メンバーに問う声もあるようなので、そこらへんの緩和になれば万々歳という目論見かなぁと思ったり。脱退者の今の活動を見る限り、仕事としての配信業が嫌になっただけにも見えます。趣味の範囲内で、好き勝手にやる方が性に合っていたと。

メンバーが増えてどう転ぶかは、よく分かりません。負担分散はあるでしょう。同じ尺のライブでも、2人分のソロパートが挟まるだけでだいぶ助かります。あるいは、ネタの引き出しを増やしたり。逆に、新メンバーばかり人気になってヘラるとか。にじさんじやホロライブほどの注目度ではないので、その心配はあまりしていませんが。

今回の2人は配信者としてのスキルよりも、ライブパフォーマンス重視でとっているのでは?と勝手に妄想。程々に歌えて、程々に動ける感じの。

 

メンタルの心配をされているのは、主に日ノ隈さんでしょうか。因幡さんはこの前の恵方巻みたく、ネタに昇華できる強かさがありますし、宗谷さんはプラナリア並にタフですから。ぺぃたんこ絡みで燃えかけたときのCパートは、史上稀に見る鮮やかな火消しでした。つつき過ぎてもダメだし、ダンマリも良くない、そういう絶妙なラインに上手く通した。

日ノ隈さん、良くない病み方なんですよね。引き合いに出して申し訳ないのですが、鴨見さんみたいにオープンな病み方のほうが、周りからすると安心。年がら年中ヘラる方がガス抜きにもなるし、大抵他愛もない悩みです。溜めるほうがよっぽど怖い。お年寄りでも「あっちが痛い、こっちが痛い」タイプのほうが長生きします。

あと、若干違うかもしれませんが、フジファブリックの志村さん。夭折する直前、普段なら体調を崩す時期・忙しさなのに何事もなく、逆に怖いなんて趣旨をブログで書いていたそうです。

お酒でも、よく「ザル」と呼ばれるほどの酒豪、飲んでも呑んでも酔わないみたいな人がいますが、そういう方も確実に何処かにダメージが溜まっていく。飲み過ぎて吐くのはある意味正常な反応で、どんどん飲めてしまうと、脳や臓器が致命傷を負うまで気づかない怖さもある。

話を戻すと、日ノ隈さんはエアポケット感もあり、他人と絡んでナンボのキャラなので、新メンバーもプラスに働くのではと思っております。

 

お次。

主役級声優のVtuberと言えば 個人的にはなちょこが早めに居た印象がありますね アニプレックス傘下ということで デビュー当初は存在感が大きかった 周防パトラともVTRでコラボしてたかな?

これは、全く気付いておりませんでした。YUAのコラボ相手にチラッと名前が見えて「誰だろう?」と思っていたのですが…なるほど。結構大物というか、ゴリゴリエース格の方ですね。去年の3月から動画メインで活動なさっていると。口元なのか、首が座っていないからなのか、お人形さん的なあれを感じます。

既存キャラではないことが、ネックなのかも。可憐さんを見ていて思ったのは、やっぱりバーチャルの面白さ・おかしさって、ガワと中身の葛藤から来るものなのかな…と。オリジナルで設定緩めだと、正直なんでもありになるので、演技で飯食ってる方にはフィットしない気もします。本職配信業なら、設定緩くして自由に動ける方がいいんですけどね。

これが種島ぽぷらとか、橘美也とか、ニャル子とか(出演一覧で知っているキャラを列挙した)のVデビュー、ならもうちょっと興味が湧いたはず。

もちろん、版権キャラを好き勝手喋らせるわけにもいかないので、止む無しとも思います。むしろ、シスプリが攻めている。古参のファンは、どう受け止めているんでしょうか。再始動しただけでもう僥倖、なんですかね。版権だとワンピースみたいな使い方はベストだと思いますが、ああいう贅沢な使い方はお金があるから出来ることです。

 

オリジナルだと、どうしてもCV:◯◯ありきの方向に流れやすいんですよね。ネームバリューがある分、頼ってしまう。ネームバリューあると思ったら、キャラ人気だったパターンが一番悲惨。それは流石にごく少数ですが、いずれにしても「Vの土俵には降りませんよ」感が否めない。

てっきり可憐さんもそっち側だと思っていましたが、意外にそうでもなかったと気づくこの数日というわけです。週一放送で実質的な尺も30分(前半30分はファンのチャット交流用らしい)なので、比較的とっつきやすくもある。

亀の甲より年の功というか、あの怨念こもってる感じがいいですね。齢四十の猫飼い独身女性ならではの発言とか。「ランボルギーニの性能を活かす車道は日本にはない!ドイツのアウトバーンでも走ってろ!」とかも、なかなか痛快でした。

蔑ろに出来ない幼女の皮を被っているからこその趣。日本人の失ったわびさびが、ここにはあります。

おしまい。