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みなさんこんにちは。
今日ご紹介するのは、vtuberと嘘松をミックスした創作料理です。素材の味を活かした優しい味わいで、体調を崩しがちな今の季節にピッタリの一品ですね。
まず、ベースとなる嘘松を作ります。なるべくオーソドックスなものを用意しましょう。材料はご覧の通りです。
・やばい
・ちょっと待って
・さっき
・電車内またはマックorサイゼ
・男子高校生複数
・イケメンだとなお良し
・部活帰りも可
・お好みで女子高生、外国人、ヤンキー、軍人だった祖父、オカマ、悟り世代の子供を適量
・BL要素
・〜なっちゃって
・〜なんですけど
・囁く
・ガッツポーズ
・拍手
・握手
・〜話したっけ
・〜はこちらです
・自虐オチ
これら材料をざっくりと混ぜ合わせていきます。注意点としては、とにかく話を盛ることと、改行を挟まないことです。今回はあくまでベースなので、やり過ぎなくらいでちょうどいいかと思います。味の調整は後からでも出来ますのでね。混ぜた生地はバットに流し込んで、10分ほど寝かせておきます。
10分経ったものがこちらです。
えやばいちょっと待って、さっきマックで部活帰りの男子高校生が二人で近くの女子高生たちをチラチラ見ながら「お前どの子がタイプ?」「んー」「オレは右」「ふーん」「当てていい?真ん中」「正解」「ほらな分かってんだよお前のことは」「雰囲気が君に似てるから」「うっせ」「あれー顔赤いよ?」「お前もだろ」ってやり取り聞こえて思わずガッツポーズしたあと目が合った隣のお姉さんと握手して熱く語り合ってたらマックフルーリー全部溶けてた話したっけ?
実際にはこれだとツイッターの字数制限(日本語は140字)に引っかかるので、余計なものを削ぎ落として字数を減らしつつ、より嘘松らしさを引き出していきます。
えちょっと待って、さっき電車で男子高校生二人が「お前どの子タイプ?」「んー」「オレ右」「ふーん」「真ん中だろ」「正解」「ほらやっぱ(ry」「翔に似てるし」「うっせ」「顔赤いよ?」「お前もだろ」ってやり取り聞こえて思わず目が合った隣のお姉さんと握手してなぜかカラオケへ←今ここ
こんな風にしっとり馴染んできたら下準備は完了です。それではvtuberとミックスしていきましょう。
・周防パトラ
リアルとバーチャルを行き来し、うそとまことの狭間で日々格闘するvtuber。どのエピソードもなぜか嘘っぽく聞こえてしまう。実際には、意外と事実であることも多い。その嘘松との親和性の高さは、他の追随を許さない圧倒的なものがある。
あのにぃ〜パトにぃ〜、今日おどかけ、ぁ噛んだフフッお出かけしたのぉ〜。お・で・かけ(滑舌確認)。そうそしたら近所の仲良しのおばちゃんがさぁ〜、そうそうおばちゃーん。パトすごく仲良いんだけどぉ〜、それでねそのおばちゃんがね!「パトちゃん元気?ちょっとこれ子供が作りすぎちゃったんだけど要る?」ってスライム、あの〜ちゃんと入れ物に入ってたんだけどにぃ、たくさん渡されて「え!?あ、え!?あ、あの、要ります、ありがとうございま〜す」って(声にならない笑い)。すぉ〜めっちゃ使う〜って思って…
初期のほうが、もっと嘘松っぽさというか、肩肘張って「面白く話さなきゃ」感ありましたね。最近は流石にマイルドになりました。アルコールが入るとさらに幼女化が進み、一層舌ったらずな口調へ。
特徴として、登場人物はほぼおばちゃん。男性は基本出てきません。リアルな話題での男性登場は極力避けている気がします。まあ、それも止むなしといったところか。あと、誘い笑いを多用しますね。
・月ノ美兎
もはや神格化されつつある生きるレジェンド。前述の周防氏とは対照的に、どんな仰天エピソードもそれっぽく聞こえる(し、実際その通りであることが多い)。
あ、そういえばわたくしこの前吉原行ってきたんですよ。ええ、とうとう。あ、知らない方のために申し上げますと、吉原っていうのはあのーあれですね、とても高級な風の民のお店、風と水の民のお店って言えばいいんですかね。ああ、風水じゃないほうの風水、それでいいです。前にもそういうお店にいった話しましたけど、もうもっと…ガチなやつです。皆さん理解が早くて助かりますアッアッアッ(笑)。であれめっちゃ大変だったんですよ、行くの。まず予約取らなきゃいけないんですけど、あのーわたくし、その、竿持ちじゃないじゃないですか。竿持たずじゃないですか。なので、そういう目的じゃないんですけど、いいでしょうか、ちゃんと規定の料金お支払い致しますのでっていうところから、そうそう、ちゃんとね、お相手もプロフェッショナルなのでね、きちんと敬意を払った上で…
この方の真実味の源泉は、その能動性・自発性にあります。基本的に自分から動いた結果なんですよね。先日上がった動画の警察沙汰話みたいなのは割とレア。受け身・巻き込まれ感が強ければ強いほど、嘘っぽく聞こえてしまうものです。周防さんの場合はこれかもしれませんね。
というわけで、本日はvtuberと嘘松の創作料理をご紹介しました。ぜひ皆さんも作ってみてはいかがでしょうか。詳しいレシピは公式ホームページをご覧くださいね。それではまた。