属性の坩堝

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るつぼ、ってこう書くんですね。多分一回くらいは無理やり覚えさせられたはずなのに、きれいさっぱり忘れていました。

 

さて、今日も今日とて他愛ない与太話。最近好きなvtuberの話でもしましょうか。

先日登録者5万人記念枠を無事終えた鴨見さん。おそらく、アーカイブとして残っているvtuberYouTube配信としては最長でしょう。YouTubeの規定で12時間以上はアーカイブになりませんから。第一、そこまでやろうと思わない。

なんというか、いちいち面白い。個人的には好き。でも唯一後悔しているのは…他人に勧めちゃダメなタイプですね。そもそもこのブログを読むこと自体が事故みたいなものですけど、その中でも特に飯テロの悪質版というか、事故性が強い。貰い事故の権化。うっかり八兵衛。もし事故に遭われた方いらっしゃったら、申し訳ございません。いやでも、いずれそうなる宿命だったのか。

 

もうお一人は、神楽すずさん。いや本当に、趣深い。スルメのようにじわじわきてます。既存ファンの方々は、どうなのか分かりませんが…。

 

 

しかし、不思議な界隈です。今回のご両名の魅力なんて全く正反対のように思えるのに、「どちらも好き」が許される世界観というか何というか。初めからごった煮上等の世界だったから?

ごった煮の聞こえが悪ければ、坩堝。人の趣味嗜好なんて年月と共に変化していきますけど、何処かしらにささるモノが存在する。飽きっぽい私がなんだかんだ見続けている理由でしょうか。界隈をぼんやり追って随分経っても、新鮮な発見がある。vtuberの定義の緩さも、かえって幸いしているのかもしれません。色んな文化の流入口。最近は箱ごとの色合いが強くなってきたので、あまり足を延ばさなくても済む時代になりつつありますけどね。

個別に見ても、動画勢配信勢問わず、属性がどんどん追加されてゆく。程度の差はあれどナマモノです。例えるなら、何日も連続で食卓に並ぶお家のカレー、あるいは老舗ラーメン店のつぎたし秘伝スープ。腐りさえしなければ、きっと誰かが足繁く通うことでしょう。

 

キャラクターと言うには人間臭すぎるし、人間と言うにはキャラっぽすぎる。そういうよくわからない曖昧なところを、これからもふわふわしていてほしいものです。