PatLiveが良かった話

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遅ればせながら。

当日は無料分を観て、翌日全編観終わりました。

今改めて観返していますが、なかなか良かったのではないでしょうか。こんなに有意義な五千円の使い方も珍しい。周防パトラ楽曲を復習したい方にはうってつけ。

今回は現地なし、全てネット配信の単独ライブになりました。最終的にvtuberが催すライブの正解は、ここに落ち着くと思います。箱を抑えるのにもお金がかかりますし、やりたいことによっては適した箱も少なそう。その手間を他に回したほうがずっと有意義です。リアルアイドルなら「目の前の同じ空間にいる」ことがファンにとっても大事な要素かもしれませんが、vtuberは最初から同じ空間にいることは不可能ですからね。現地にいても結局、生ではなく映像作品の鑑賞になりますし。

おそらく今回も収録部分がメインだったかと思います。少なくとも歌自体は新規録音、もしかしたら動きも収録済みか。むしろそれで良いと個人的には思います。3DCGやトラッキングの破綻する心配がありませんので。3DCGでガチのライブ(ダンス付き)をやると、程度の差こそあれ、ほぼ間違いなく放送事故が起こります。機材・技術面では岩本町芸能社がダントツかと思われますが、そのえのぐでもライブは観ていてハラハラします。今回カメラマンをBalusのMonsterZ MATEと関係の深い方が担当していらっしゃったので、ちゃんと界隈のコネクションは築けている様子。エハラミオリ周辺ですね。個人的な関心は薄いのですが、どこに目を向けても名前が出てくるのですごいなぁと。そのうち界隈牛耳ってるかもしれませんね。あるいは既に?

そういえば、今回ちゃんとしたスタッフロールが流れましたね。今までのvtuber界だと、世界観優先で裏方軽視な部分がありましたが、たいぶ風向きも変わってきました。良い傾向です。

最後にもう一つ現地なしの利点を挙げるなら、ファンによる行き過ぎた行為が最小限に食い止められること。特に周防パトラなどは熱狂的なファンが多いので、予てからの懸案事項ではありました。現地がなければ自然に大人数が集まることもありません。当人たちに悪気はないので尚更厄介な問題ですが、現地なしならその心配もほぼ解消されると言って差し支えないかと。

 

以上、拙いながら感想でした。