正真正銘の尊さ

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このあいだの「死期を悟った」とき、わたしはエゴサをしておりました。といっても、リアルタイム検索にそれっぽいワードを突っ込むだけです。

もとは、新たなvtuber系ブログの開拓目的の検索でしたが、このブログももう終わりだろうし、久しぶりにエゴサをしてみるか、と思い立ったわけです。

基本的にツイッターで話題にされる類のものではないので、数ヶ月に一回調べればポツン、ポツンと見つかるくらい。それで十分です。

こう言っては何ですが、このブログの読者は孤独にならざるを得ません。共有しようにも、相手がいない。というか、相手を選ぶ。面白いと感じる人もいれば、「なんだこれは」と憤慨する人だっている。色々とリスキーです。

 

そのエゴサをする中で、うっかり足を踏み入れたと思しき方も見かけました。

うーん。なるべくそうならないよう気をつけてはいましたが…やっぱり、ごく稀に辿り着いてしまうケースもあるようですね。

 

何度も言っているように、このブログは「知らないで済むのならその方がずっと幸せ」なブログです。

深みにハマる過程で辿り着いたのなら、一度立ち止まって、冷静に。そこから引き上げるかどうか、改めて考える良い機会になるかもしれません。考えた結果、粛々と深みにハマっていくのもまた一興でしょう。

 

なぜこんな話をまたするのかというとですね。予防線、なんです。葛竜の話への予防線。

 

正直今まで全くと言っていいほど関心のなかったvtuber、葛葉と竜胆尊。それが、ここに来てこれほど魅力的に見えてくるとは思いもしなかった。

葛葉さんに関しては、前世の悪評が先行し過ぎて、興味を持つ機会がありませんでした。竜胆さんは、周防さんとの絡みの中で認識はしておりましたが、いわゆる声がきれいなRP重視型(下ネタには寛容)で、にじさんじに複数いる同カテゴリの1人という認識。

それが、まさかこんなどんでん返しを用意していたとは…。脱帽です。

 

vtuberの文脈ではよく使われる「エモい」という言葉も、今回初めて脳裏をよぎりました。

数年来の仲で、多岐に渡って献身的にサポートしてきたそれを愛と呼ばずして、何と呼ぶのか。

 

この界隈では、同性同士の絡みが比較的好まれる(最近はにじさんじを中心に男女のカップリングも盛んになりつつありますが)。

理由は簡単で、そのほうが実際にくっつく心配が少ないから。性的マイノリティというのは、結局のところ大多数にとってファンタジー。フィクションとして「てぇてぇ」と楽しむにはちょうどいい。よしんば本当にくっついたとしても同性同士なら、一定数いる過激派ファンも「土俵が違う」と諦めてくれるでしょう。配信者の特にvtuberという職業は、実態としてはほとんどアイドル稼業に近い。イメージを保つのに必死です。一部のファンが暴徒化しないよう最新の注意を払う必要がある。

あと、単純にみせつけ回避もあるでしょう。配信者に限らず、公衆の面前でイチャつくとヘイトが溜まるのは古今東西を問いません。

ただし長く深い付き合いが続くほど、それは当事者達の人間的魅力や性的魅力を裏付けます。この理論はブーメランとなって自らの身に刺さるため、あまり使いたくないのですが。

 

そういう意味で今回の件は、もし事実なら歴史的快挙です。プライベートなんてあって無きが如しの配信者が、幸せな家庭を築くための試金石になり得る。vtuberというものが、ライフワークにできるほど真っ当な環境を得られるかどうか、気になりますね。

これからも彼らに幸多からんことを。アーメン。