銀盾引退者の話

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うーん、どうしましょうかね。

少し前まで、溜まった下書きも減ってきて、なんとなく気分的にもスッキリ…だったのですが。

この何日かで、すっかり頭の中が渋滞気味。つくづく、話題の尽きない業界ですね。つい1〜2週間前にも、同じことを言った記憶があります。

本当は、馬越の話をするつもりだったんですが、少し待ってもらいましょう。

 

まずは、そう、コメントでお教え頂いた銀盾引退者の話。久遠千歳さんですね。

失礼な話、今までずっと「くおん」だと思っていました。歌中心の活動というのも初めて知ったくらいです。

このこと自体が個人的にはショックでした。もう銀盾到達クラスすら把握し切れていない。単純に、わたしが新規開拓しなくなったというのもあります。加えて、なんとなくvtuberを追っているだけでは、銀盾到達クラスさえ目に入らない可能性のある状況になってきた。今回のコメントが無ければ、本当に気付かぬままだったかもしれません。

いろんな考え方があります。今現在、vtuberの銀盾到達者は88名(チャンネル)。89位の赤井はあとも数日のうちに10万突破しそうです。もしかしたら、層が厚くなったのかもしれない。それならそれで、喜ばしいこと。

あるいは、インフレしたか。ちょっと前の記憶だと、10万というのは信姫あたりの企業3D動画勢がなんとか届くラインで、個人勢で突破している名取さなやケリンはすごいなぁ、くらいの認識でした。今や、例のvtuber登録者数ランキングの1ページ目(50位以内)に載ろうと思ったら、10万ではきかない。YouTuber基準でも、先行でインフレしているようです。とはいえ、専業で食っていける一つの目安ではある。

その銀盾に到達してなお辞めると。前例でいうと…のじゃおじあたりですか。気になって調べてみたら、笹木咲は引退時5万人行かないくらいだったんですね。逆に驚きです。なんとなく、銀盾目前くらいで消えたと思っていたので。

 

まず一つ。歌がメインのvtuberは、引退しやすい傾向にはあります。著作権のこともそうですし、そもそもvtuberは歌手ではないので、やりたいこととの乖離が生じる場合もある。兼ねてから述べている通り、vtuberはかなり特殊な職業です。仮に金払いが良くても、無理な人には無理。精神がもたない。

もう一つ。今回の「銀盾到達して引退」ということについては、にじさんじだからというのも考えられます。決して悪い意味ではありません。

普通なら、銀盾に到達するまで頑張ったのに、辞めるなんてもったいないという考えも働く。実際にじさんじの1,2期生レベルでも、最近になって漸く銀盾到達し感慨もひとしお、といった具合。JK組など一部は飛び抜けていましたが。

ところが、にじさんじ統合後の箱ブーストというのは、凄まじいものがある。今なら、アルス・アルマルなんかとんでもない伸び方です。その数字に達するだけの魅力があるのは前提としても、普通なら活動を継続して、信頼を得て、地盤を固めて、地道に伸ばすところを、最初から相当数の目に触れることで一気に短縮できる。箱のブーストが強すぎて、一般的な感覚でいう銀盾到達までの苦労というのが全く通用しない。別にそれが悪いとは思いません。演者側も、分かった上でにじさんじを目指したでしょう。それがブランドというものです。使えるものは使ったほうがいい。

アイドル部だって、最初は5万人に到達すれば3D化という触れ込みでした。銀盾なんて当時からすれば遠すぎて、ご褒美のための目標にもならないほど。そういう時代だったのよと言われたら、それまでなのですが…。

 

そのアイドル部、というかアップランドのばあちゃるさんですか。例の件については、今回の記事とも一部繋がるところはあるのですが、それよりもっと広くざっくりした話になりそうなので、この記事は一旦ここで締めます。といっても、当事者ではないわたしに大したことは言えませんが。

2日後までに頭の整理をするとして、ひとまずお開きとしましょう。それでは。