吉本の問題とvtuber

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いやー、吉本も大変ですね。

話としては簡単で、経営陣は辞めるつもりないから、一緒に吉本を良くしていけると思う人は残ればいいし、そう思えない人は出るしかない。個々の立場次第で正解は変わってくる。

一つ言えるのは、あのままの吉本が残り、芸人という職業も軽んじられたままなら、まともな人材は入ってこなくなるということ。

 

これはvtuberも一緒です。「出来たばかりの業界だから」と劣悪な環境や殿様商売がずるずる続いたら、衰退することはあっても、発展することはない。10年後、vtuberという職業が残っているかどうか。そのあたりの展開は、先行するYouTuberという職業が参考になるかもしれません。

もともと個人で始めて人気になったので企業と契約、という段階ならそんなに問題は起こりません。嫌になったら契約解消すれば済む話ですから。

問題は、企業主導で始まった場合や、先行者利益でブランド化したところ。企業側の力が強くなりすぎると、今回の吉本みたいなことが起こり得る。逆に個人の力が強くなりすぎたら、今度はカルロス・ゴーン。適切なパワーバランスに、第三者の目も必要です。

 

もう一つ密かに危惧しているのは、vtuberファン同士のいざこざ。

人が集まりコミュニティができると、どうしても偉い人が生まれてしまう。配信者のファンコミュニティとなれば、性質上どうしたって危ういものがある。大抵は、男女の揉め事へ。NGT48みたいな例もありますね。

正直、演者orファンが、演者orファンと関係を持とうが食い散らかそうが、知ったこっちゃない。いい歳した男女であれば、勝手にしてくれという感じです。演者絡みなら、企業倫理は厳しく問われるでしょうけどね。問題は、権力を笠に着た場合です。業界での立場や、ファンコミュニティでの立場を利用して問題を起こしたら、どうなるか?

 

 

考えたくもありません。