これからハニストの話をしよう

と、銘打ってはみたものの。

 

やはり、昨日の出来事を消化してからのほうがよさそうです。少しだけ、感傷に浸りましょう。

(973字)

 

最初に「まずい」と思ったのは、全員集合してからの島村シャルロット。うんともすんとも言えず、ただ泣くのを我慢するのに必死という様子で。

そのあと、蒼月エリ一人のためのステージが見えてきたところで、私は早くもギブアップしました。

一曲目の『花瓶の花』の途中から、蒼月エリも声が震えていましたね。

 

最後に、それぞれが別れの言葉をかけるわけですが。

西園寺メアリは、ある程度話す内容を準備してきたと言いながらも、その場でしか生まれない感情をきっちり掬い上げていました。非常に優れたスピーチだったと思います。

逆に周防パトラは、準備したものに囚われすぎて、やや置きにいった感じが出てしまった。まあ、これも彼女の個性です。上手な人付き合いを、本で勉強しようと考える人…悪魔ですから。ただ、途中の「ハニストを忘れられないよう、もっと有名にして、秋元パトラに曲を書いてもらったんだとエリが新しい世界(おそらく歌の)でも自慢できるくらい頑張る」という下りは、実感がこもっていました。これについては長くなりそうなので、また今度にしましょう。

島村シャルロットは、やはりというか、ボロ泣きでしたね。でも、「想い出」に昇華できているのなら、あまり心配していません。バケツいっぱい涙を流せば、前を向けるはずです。

 

問題は、堰代ミコ。あれだけの間があって、最初に出てきたのが「一緒に廃坑行こうって言ってたのに」では、蒼月エリも「ごめん」としか言えません。かなりの重症です。結局、配信内で「ありがとう、さようなら」を言うことは出来ず仕舞でした。まだ、彼女のなかで蒼月エリの喪失は現実化していません。このままだと、時間で解決することも出来ない。

だからといって、私にかけられる言葉もありませんが…。

 

 

ただ、1つだけ。

堰代ミコには、溢れんばかりの才能があります。私が言ってもなんの説得力もありませんが、あなたを10ヶ月間、1番近くで見ていた彼女が「すごい」と言っているのだから、間違いありません。あなたの人生がまばゆい光を放つかどうかは、そこにかかっています。その才能を生かすも殺すも、あなた次第です。

 

どうか、忘れないで。

(5/22 微修正)