今度こそ雑記

(1797字)

今度こそ雑記。

まずは鈴木あんずさんのソロ曲『シラユキヒメ』。なんだか不思議な曲ですね。色んな音楽を思い起こさせます。メロディのリードギターとか、Aメロの終わりとか、こう、すぐそこまで来てるんですけど、固有名詞が出てこない。兎にも角にも、ノスタルジックな気持ちにさせてくれます。郷愁というよりは、人に対する愁い。

気になって調べたら、作曲のアオヤマイクミさんは『絵空事』の編曲担当だったとのこと。単純にこの方と趣味が合う、というのもあるかもしれない。鈴木あんずさんも良い声してますし、ラジオの話を聞いた感じだと、歌唱技術的にも一段ステップアップしたようです。

えのぐと言えば、エハラミオリさんの新記事、良い出来でしたね。これを読む人は大体知ってそうですが。ほぼ宣伝なのにあれだけ読ませる文章ってすごい。以前のARuFa臭さもだいぶ抜けて、換骨奪胎した感あります。

エハラミオリと言えば、Marpril。たまに見ると普通に動画が面白くて、なんでこの位置なんだろう?と考えたりもする。当事者は気にしてなさそうなので、余計っちゃ余計ですが。

たぶん、あれですね。どうしても「エハラミオリ肝いりのプロデュースアイドル」というのが強くて、ファンも感情移入しづらいというか、思い入れが強くなりにくい。強すぎるとまた弊害もあるので、難しいところですけど。

まあでも、敢えて、なんでしょうね。動画内でもわざわざエハラミオリの名前を出したり、MZMとのコラボなんかもして、アイドルの主なファン層であるユニコーン系(狭義の処女厨だけでなく、男との絡みNGなど)は最初からお断りしています。vtuberという括りに限らず、アイドルという括りで見ても、かなり異色の売り出し方だと思います。どんな経過を辿るのか、興味深いですね。

お次はキズナアイ。たまたま見かけたら面白かったのでつい。オリジナルと2号でハンドクラップ対決、なるほどそういうのもアリなんだなぁと。なんだか弟子を育てている師匠みたいな感じがします。しかし、ゲーム部もそうですけど、後から入った方はしんどいでしょうね、プレッシャーが。

こちらは打って変わってホロライブ公式。単純に面白かった。こういう大喜利系は生だと事故りやすいので(素人は特に)、やっぱり動画が無難ですね。

発想の勝利。脱帽。白旗。負けました。

脱帽と言えばこの方。今更。

一個人の感想なんですが、男性vtuberってどうしてもガワと声の不一致を感じることが多いんですよね。顧客の大多数である男性オタク受けを考えると、男性vtuberの選択肢ってオネエ(ユニコーン対策)・ムキムキマッチョ(筋肉は正義の恵体信仰)・陰キャ(同類として共感を得る)に収束するんですけど、声がどうしても…こう、日向を歩いてきた声というか、「いやあなたもっとイケメン陽キャorパリピの方では?」ってなることが多い(わたしだけ?)。人気商売という性格上、そういう人が集まるのは自然な成り行きですが、それならいっそ陽に振り切ったほうがこちらもスッと入れるのになぁ…と思うこともしばしば。その点、力一さんは最初から違和感なく入れた数少ない男性vtuberでした。有難い。

なんというか、原始時代に生まれても知恵と口だけで悠々生き抜いていそうな感じがします。こういうのが天才なんでしょうね。

最後に。

男性vtuberといえば、漸く「ぐんかん」の良さを理解しました。絶妙なバランスですね。他の組み合わせなら炎上というのも、まあ、なんとなくわかります。

 

以上、雑記でした。

 

宝鐘マリンがエグい話

(1749字)

雑記のつもりでしたが、思いのほか長くなったので単体です。

 

今さらながら宝鐘マリン。

このブログで話題に上ったのは、ピカげんRTA絡みと、絵師vtuberという括りのときですね。その時点では、今ほど「エグい」という感覚はなかった。単に環境に慣れて実力を発揮するようになったのか、あるいはメキメキ腕を上げたのか。受け取るこちら側の変化も考えられます。最近は初心者っぽい配信に慣れつつあったので、その高低差で余計にキーンとなったのか。まあ、色々でしょうね。

あれだけの実績持ちですから何処かしらオファーはあったと思いますが、わざわざホロライブのオーディションに応募したのであれば、客観的に業界内でそれだけ魅力的な箱に見えたのでしょう。実際、今一番上手くいっているように見えます。とはいえ、数ヶ月前までのどっとライブも傍目に上手くいってると思っていた人間の言うことなので、何のあてにもなりゃしません。

で、宝鐘さんのエグさとはなんぞやと。もちろん配信経験値のあるベテランで、タイムキープやリスナーの扱いの上手さとか、オタク趣味とか、大谷育江ボイスとか、絵が上手いとか、バリバリ働けるスタミナとか、色々ありますけど。一番はKK語録の採用ですね。これは脱帽。というか盲点でした。

バーチャルなキャラクターを演じるにあたって、特有の語尾や口調というのは、なかなか難しい問題です。「らしさ」を出すにも色々ありますが、今の2Dからスタートする時代なら、見た目や動きの情報はかなり制約されます。場合によっては、声だけで識別可能でなければならない。ただ声がかわいいだけならゴマンといる昨今ですし、どうしてもしゃべりで「らしさ」を出す必要がある。一番手っ取り早くかつ伝わりやすいのは、ありきたりな発想ではあるけれども、特徴的な語尾や口調…ということになります。

ただこれも一筋縄ではいかなくて、まずバリエーションが限られる。だいたい被ります。あと、あんまりにも普段と違うしゃべり方だと、演者に余計な精神的負荷(ストレス)がかかる。いや、普段と違うこと自体はむしろ喜ばしいのです。演者自身にも「私はいま私じゃなくてこのキャラクターなんだ」と言い聞かせる装置の1つになりますから。ただ「そんなしゃべり方するやつ絶対この世におらんやろ」みたいなとこまでいっちゃうと、ふと我に帰ったときが怖い。

で、宝鐘さんはどうしたかというと、KK語録を採用した。語録というほどではないか。「金ねンだわ」に代表される「〜ンだわ」という語尾ですね。これを時々使うことで、キャラ立て・差別化を図った。

由来の説明は気が引けるのでしませんが、わりと新しいネットスラングの一種です。大っぴらなネタにしづらい側面もあり、なんとなく採用の余地なしと決め込んでいましたが、いざ使われるとコロンブスの卵。界隈でも一時流行し認知された「ガキが…」シリーズの「消えなさい」と遠くで繋がっているため、たしかに無理な話ではない。

ネットスラングは当然ネット受けが良い反面、一事が万事それに染まる危険性も孕んでいます。有名なのは淫夢語録。一度手を出したら、最後まで付き合う覚悟が必要です。本当に好きなら構いませんが、ちょっとした話題作りなどと生半可な気持ちで手を出したら後悔するでしょう。

今回のKK語録に関しては、そもそも語録というほどの広がりがないため、コンテンツ全てを侵される心配はありません。そういう意味で「なるほどその手があったか」という納得感が凄まじく、その他諸々も含めて「エグい」と相成ったわけです。いや本当に。

今は最後にもまとめてスパチャを読み上げる方式で、これをどこまで続けるのか興味があります。鈴鹿詩子さんもその方式を今なお継続していますが、宝鐘さんのように連日連夜配信するタイプではありませんでした。もしどこまで行っても続けるのであれば、それはそれですごいなと。なかなか難しいでしょうけどね。目に見える懸念事項はそれくらいで、あとはコラボよりソロで輝くようにも見えますが、単にわたしがホロライブメンバーを知らないからかもしれません。今年中かはともかく銀盾、将来的には箱のトップにいてもおかしくないだけのものを感じました。あ、分からせられました。

もしvtuberが嘘松だったら

(2154字)

みなさんこんにちは。

今日ご紹介するのは、vtuber嘘松をミックスした創作料理です。素材の味を活かした優しい味わいで、体調を崩しがちな今の季節にピッタリの一品ですね。

まず、ベースとなる嘘松を作ります。なるべくオーソドックスなものを用意しましょう。材料はご覧の通りです。

・やばい

・ちょっと待って

・さっき

・電車内またはマックorサイゼ

・男子高校生複数

・イケメンだとなお良し

・部活帰りも可

・お好みで女子高生、外国人、ヤンキー、軍人だった祖父、オカマ、悟り世代の子供を適量

・BL要素

・〜なっちゃって

・〜なんですけど

・囁く

・ガッツポーズ

・拍手

・握手

・〜話したっけ

・〜はこちらです

・自虐オチ

これら材料をざっくりと混ぜ合わせていきます。注意点としては、とにかく話を盛ることと、改行を挟まないことです。今回はあくまでベースなので、やり過ぎなくらいでちょうどいいかと思います。味の調整は後からでも出来ますのでね。混ぜた生地はバットに流し込んで、10分ほど寝かせておきます。

10分経ったものがこちらです。

えやばいちょっと待って、さっきマックで部活帰りの男子高校生が二人で近くの女子高生たちをチラチラ見ながら「お前どの子がタイプ?」「んー」「オレは右」「ふーん」「当てていい?真ん中」「正解」「ほらな分かってんだよお前のことは」「雰囲気が君に似てるから」「うっせ」「あれー顔赤いよ?」「お前もだろ」ってやり取り聞こえて思わずガッツポーズしたあと目が合った隣のお姉さんと握手して熱く語り合ってたらマックフルーリー全部溶けてた話したっけ?

実際にはこれだとツイッターの字数制限(日本語は140字)に引っかかるので、余計なものを削ぎ落として字数を減らしつつ、より嘘松らしさを引き出していきます。

えちょっと待って、さっき電車で男子高校生二人が「お前どの子タイプ?」「んー」「オレ右」「ふーん」「真ん中だろ」「正解」「ほらやっぱ(ry」「翔に似てるし」「うっせ」「顔赤いよ?」「お前もだろ」ってやり取り聞こえて思わず目が合った隣のお姉さんと握手してなぜかカラオケへ←今ここ

こんな風にしっとり馴染んできたら下準備は完了です。それではvtuberとミックスしていきましょう。

 

・周防パトラ

リアルとバーチャルを行き来し、うそとまことの狭間で日々格闘するvtuber。どのエピソードもなぜか嘘っぽく聞こえてしまう。実際には、意外と事実であることも多い。その嘘松との親和性の高さは、他の追随を許さない圧倒的なものがある。

あのにぃ〜パトにぃ〜、今日おどかけ、ぁ噛んだフフッお出かけしたのぉ〜。お・で・かけ(滑舌確認)。そうそしたら近所の仲良しのおばちゃんがさぁ〜、そうそうおばちゃーん。パトすごく仲良いんだけどぉ〜、それでねそのおばちゃんがね!「パトちゃん元気?ちょっとこれ子供が作りすぎちゃったんだけど要る?」ってスライム、あの〜ちゃんと入れ物に入ってたんだけどにぃ、たくさん渡されて「え!?あ、え!?あ、あの、要ります、ありがとうございま〜す」って(声にならない笑い)。すぉ〜めっちゃ使う〜って思って…

初期のほうが、もっと嘘松っぽさというか、肩肘張って「面白く話さなきゃ」感ありましたね。最近は流石にマイルドになりました。アルコールが入るとさらに幼女化が進み、一層舌ったらずな口調へ。

特徴として、登場人物はほぼおばちゃん。男性は基本出てきません。リアルな話題での男性登場は極力避けている気がします。まあ、それも止むなしといったところか。あと、誘い笑いを多用しますね。

 

月ノ美兎

もはや神格化されつつある生きるレジェンド。前述の周防氏とは対照的に、どんな仰天エピソードもそれっぽく聞こえる(し、実際その通りであることが多い)。

あ、そういえばわたくしこの前吉原行ってきたんですよ。ええ、とうとう。あ、知らない方のために申し上げますと、吉原っていうのはあのーあれですね、とても高級な風の民のお店、風と水の民のお店って言えばいいんですかね。ああ、風水じゃないほうの風水、それでいいです。前にもそういうお店にいった話しましたけど、もうもっと…ガチなやつです。皆さん理解が早くて助かりますアッアッアッ(笑)。であれめっちゃ大変だったんですよ、行くの。まず予約取らなきゃいけないんですけど、あのーわたくし、その、竿持ちじゃないじゃないですか。竿持たずじゃないですか。なので、そういう目的じゃないんですけど、いいでしょうか、ちゃんと規定の料金お支払い致しますのでっていうところから、そうそう、ちゃんとね、お相手もプロフェッショナルなのでね、きちんと敬意を払った上で…

この方の真実味の源泉は、その能動性・自発性にあります。基本的に自分から動いた結果なんですよね。先日上がった動画の警察沙汰話みたいなのは割とレア。受け身・巻き込まれ感が強ければ強いほど、嘘っぽく聞こえてしまうものです。周防さんの場合はこれかもしれませんね。

 

というわけで、本日はvtuber嘘松の創作料理をご紹介しました。ぜひ皆さんも作ってみてはいかがでしょうか。詳しいレシピは公式ホームページをご覧くださいね。それではまた。

もしvtuberの背後で爆発が起きたら

(1315字)

ふと思いついたので試しにやってみます。

 

ちょっと古めのネタですが、ご存知の方も多いでしょう。元々は「背後で爆発が起きて振り返る」という同じ出来事を、ジャンルや作家別に書き分けたらどうなるか…というパロディ。

これ系けっこう好きなんですよね。村上春樹けいおんが一番有名でしょうか。嘘松の構文・文体・頻出語彙などを分析して自作するやつも、定期的に見返したくなります。あとは、不朽の名作をギャル語表現したりとか。

今回はとりあえず定番の「背後で爆発」とvtuberを混ぜて様子見です。デフォルトはこんな感じらしい。

 

・小説ver

後ろで大きな爆発音がした。俺は驚きながら振り返った。

 

それではいきましょう。

 

・本間ひまわり

一人称と関西弁が特徴的。やや卑怯だが、顔文字も強い。声の特殊性から脳内再生もしやすく、文字起こし最強vtuber筆頭格。

(明後日の方向に目線を向けながら唐突に)

(・ワ・🌻)あ、そぅぉだ!あんなー!ひまなー!めっちゃみんなに話したいことあってんさっきー!(声にならない笑い)

そう、つい⤴︎さっきー。今日バイトでさっき帰りやったんやけど、なんかな、急に「ぼかーん!!!」て音して「ゔぇぇえっ!?」て後ろ向いたらさ、ひ⤴︎まのバイト先なくなっててぇ(声にならない笑い)

 

・ヤミクモケリン

爆発との親和性からチョイス。ほぼ動画勢かつどれも短いため、テンプレートが固まっており、それっぽくみせること自体は楽な部類と予想。唯一無二の音割れしそうなバリトンボイス(?)もプラスに働くか。

よぉ ケリンだ!

実は先日 N○Kから感謝状が届いてな

ぜひお礼をしたいと書いてあった!

というわけで今日は

渋谷のN○K放送センターに来ているぞ!

ん?こんなところに

「けりんさんスイッチ」があるな

よーし 早速押してみるか!

「けりんさんスイッチ ば」

「ばくはつする」

(背後からコンギョBGM)

!?

ぐっぞぉぉぉおぉお!!!

だま゛ざれ゛だぁぁぁあ゛あ!!!

〜エンディング〜

この方はやっぱり「編集あってこそ」という感じもしますね。

 

・椎名唯華

一人称と訛りに特徴。最近は存在感薄め(ただひたすらダルそう)だが、デビュー当初はいわゆる「三下キャラ」でその名を馳せた。息成分の多い細めの声で、割とゆったりしたテンポ。関西弁はチャキチャキ系が多いので、その点で差別化されるか。

え、ちょっと待って。ガチでダルいんやけど…何これ。(小声で)ふざけとんのかこいつ…

(後ろでどかーん)

すいやせん!すいやせん!アティシじゃないんです!アティシじゃ!みんなが!みんながそう言えって!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんかな、さっきアティシの後ろのほうでめっちゃデ⤴︎カイ音鳴って〜。そぉ、ちょっ…とびっくりしたわぁ。ちょっ、とだけな。

…え、あれ花火?マジ?w

 

あまりよく知らないまま書いたので、ソムリエや玄人の方いらっしゃいましたら、どうぞご自由に添削なすってください。皆さんもぜひ、お気に入りのvtuberで一筆書いてみてはいかがでしょうか。

次回は「もしvtuber嘘松だったら」を予定しております。それではまた。

属性の坩堝

(984字)

るつぼ、ってこう書くんですね。多分一回くらいは無理やり覚えさせられたはずなのに、きれいさっぱり忘れていました。

 

さて、今日も今日とて他愛ない与太話。最近好きなvtuberの話でもしましょうか。

先日登録者5万人記念枠を無事終えた鴨見さん。おそらく、アーカイブとして残っているvtuberYouTube配信としては最長でしょう。YouTubeの規定で12時間以上はアーカイブになりませんから。第一、そこまでやろうと思わない。

なんというか、いちいち面白い。個人的には好き。でも唯一後悔しているのは…他人に勧めちゃダメなタイプですね。そもそもこのブログを読むこと自体が事故みたいなものですけど、その中でも特に飯テロの悪質版というか、事故性が強い。貰い事故の権化。うっかり八兵衛。もし事故に遭われた方いらっしゃったら、申し訳ございません。いやでも、いずれそうなる宿命だったのか。

 

もうお一人は、神楽すずさん。いや本当に、趣深い。スルメのようにじわじわきてます。既存ファンの方々は、どうなのか分かりませんが…。

 

 

しかし、不思議な界隈です。今回のご両名の魅力なんて全く正反対のように思えるのに、「どちらも好き」が許される世界観というか何というか。初めからごった煮上等の世界だったから?

ごった煮の聞こえが悪ければ、坩堝。人の趣味嗜好なんて年月と共に変化していきますけど、何処かしらにささるモノが存在する。飽きっぽい私がなんだかんだ見続けている理由でしょうか。界隈をぼんやり追って随分経っても、新鮮な発見がある。vtuberの定義の緩さも、かえって幸いしているのかもしれません。色んな文化の流入口。最近は箱ごとの色合いが強くなってきたので、あまり足を延ばさなくても済む時代になりつつありますけどね。

個別に見ても、動画勢配信勢問わず、属性がどんどん追加されてゆく。程度の差はあれどナマモノです。例えるなら、何日も連続で食卓に並ぶお家のカレー、あるいは老舗ラーメン店のつぎたし秘伝スープ。腐りさえしなければ、きっと誰かが足繁く通うことでしょう。

 

キャラクターと言うには人間臭すぎるし、人間と言うにはキャラっぽすぎる。そういうよくわからない曖昧なところを、これからもふわふわしていてほしいものです。

短い雑記(宗谷いちかさんのソロ曲など)

(643字)

先日、宗谷さんのソロライブが無事執り行われましたね。無料部分しか視聴していないので恐縮ですが、とてもクオリティが高くてビックリしました。あの舞台の生歌であれだけ歌えるとは。さらに、MCもかなりこなれていました。台本作りとリハーサルの成果というのもあるでしょうが、とにかく肝が据わっていた。シンプルに「すごいなぁ」という感想です。

それに先立ってオリジナルソロ曲も公開。『君と未来』というタイトルで、どうやら作曲は音猫ななしさんのようですね。

音猫ななしさんがどなたかは存じあげない(もっと言えば何人いるかも分からない)のですが、今までで一番良い曲だと個人的には感じました。というか、初めて「自分の土俵」で腕をふるえたと勝手に解釈しております。過去携わった曲は、アイドルソングが多かった。今回は宗谷いちか単独ということで、難易度的な制約にあまり縛られず創作できたのではないでしょうか。なんだか、SMAPを思い起こさせる曲。イントロが『ライオンハート』っぽいからですかね。

 

今後も774.incのソロイベントが続くようなので、ひっそり楽しみにしたいと思います。現地チケットは争奪戦ですし、ネット配信もあるといいなと願う次第。

手短ではありますが、今回はこのあたりで失礼させていただきます。

月ノ美兎のアンテナとフットワーク

(1074字)

大した話ではありません。

切り抜き動画のサムネが目に入って偶然気づいたのですが、少し前に催された定期オフコラボ「楓と美兎」にて、『はぁって言うゲーム』が採用されていたようです。

当ブログでは以前に上の記事で紹介しましたね。2D最大の特徴である表情反映を駆使した遊びで、パーティゲームなので複数人でワイワイやれる、vtuberにうってつけのゲームです。

そ、れ、を!

2Dvtuberのトップをひた走る月ノ美兎が界隈で最初に見つけてきて遊んだというこの事実。

(重要追記:コメントでご指摘頂いた通り、これより以前の8月時点に安土桃のチャンネルで行われたオフラインコラボにて扱われていたようです。最初ではありませんでした。お恥ずかしい…。ご指摘ありがとうございます。せっかくなので、この記事は戒めとして残しておきましょう)

彼女のアンテナの張り具合、配信に使えそうなものへの貪欲な精神、それはもちろん褒め称えるべきでしょう。

しかし、他のvtuberの方々はそれでいいのですか?悔しいとか、恥ずかしいとかお思いにならないのでしょうか。

もはや盤石の地位を築き上げて、惰性で活動しても文句を言える立場の人がいないレベルのトップランナーに対して、配信で使える新しいものを見つけることすら出遅れてしまっては、追いつくどころか、その差を縮めることすら一生叶わないでしょう。毎度毎度判で押したように代り映えのない配信ばかりしている、あなたには。

特にこのゲームに関して言うなら、決して月ノ美兎にベストマッチしているわけではありません。以前の記事で述べたように、表現力に自信のある方々が遊んでこそ本懐を遂げられるゲームです。その方々が「自分の魅力を引き出せる面白いゲームはないだろうか」と少し頭をひねって探せば、必ず目に入るレベルのものなのです。このゲームにたどり着く強い潜在的動機を持つ方が他にもたくさんいるはずなのに、ファーストタッチ月ノ美兎

 

その事実が、たまらなく悲しい。